とうがらしについて

『とうがらし』の歴史は紀元前8000年頃の中南米までさかのぼります。その時代のペルーではすでに唐辛子が栽培され、メキシコでも紀元前7000年頃から利用されていました。唐辛子はアメリカ大陸で最も古くから栽培されていた植物のひとつと言われています。その後、 15世紀後半の大航海時代にコロンブスが南米から持ち帰り、ヨーロッパを経てアフリカやアジアなどの世界各国に広まったとされています。
日本への伝来は「天文11年(1542)ポルトガル人によって伝えられた」や、「文禄年間(1592~96)豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮から持ち帰った」などの諸説があります。

日本で唐辛子の栽培が本格化したのは昭和25年頃からで、昭和30年代には栃木県や茨城県を中心に年間5000トンを超える量が生産され、アメリカなどの海外にも輸出されていました。しかし、唐辛子の栽培は機械化に馴染まないため、高度経済成長期の到来と共に日本は輸出国から輸入国に変わっていきました。それと同時に産地も日本から中国へと移り、今では様々な唐辛子が中国で栽培されています。

※下記はカプサイシンの数値は比色法のデータです。
  • 天鷹唐辛子

    天鷹唐辛子

    産 地
    中国河北省など
    カプサイシン
    0.3%前後
    特 徴
    辛味成分が強く、色調は黄赤色

    一味、七味、辛口カレー、漬物全般、飾り付け、健康食品関連など

  • 望都唐辛子

    望都唐辛子

    産 地
    中国吉林省など
    カプサイシン
    0.1%前後
    特 徴
    辛味成分が弱く、色調は黄赤色

    一般的には他品種とブレンドして使用
    漬物全般、ドレッシング、ソースなど

  • 天鷹唐辛子

    益都唐辛子

    産 地
    中国山東省、遼寧省など
    カプサイシン
    0.05%前後
    特 徴
    辛味成分が弱く、色調は暗黄赤色

    一味、キムチ、タレ、
    糸状に加工しトッピングなど

  • 雲南唐辛子

    雲南唐辛子

    産 地
    中国雲南省など
    カプサイシン
    0.2%前後
    特 徴
    辛味成分が強く、色調は黄赤色

    丸みを帯びた細長い形状を生かし、
    輪切唐辛子専用に使用
    漬物全般、各種トッピングなど

  • 甘口唐辛子

    甘口唐辛子

    産 地
    中国新彊など
    カプサイシン
    0.02%前後
    特 徴
    辛味成分が非常に弱く、色調は暗赤褐色

    キムチ、タレなど

■唐辛子の成長について

  • 6月
    広大な土地で
    すくすくと成長します。
  • 8月
    緑色の果実はやがて
    熟して赤色に
    染まっていきます。
  • 10月
    収穫前の畑は、
    赤い絨毯のような
    光景が広がります。

カプサイシンとは

■唐辛子に含まれる辛み成分
■唐辛子の中央部にある胎座と呼ばれる部分で作られる
■油に溶けやすい性質がある
■食欲増進、血行促進などの効果がある

■唐辛子の製品について

  • 粉末(ふんまつ)
    粉末(ふんまつ)
    粉末状で、たれ・スープ・シーズニング・練り込み・漬け込みなど食品全般に幅広く使用されます。
  • 一味(いちみ)
    一味(いちみ)
    コース状で、シーズニング・七味・スパイスのブレンド品の他、トッピングなどにも使用されます。
  • ロール挽(びき)
    ロール挽(びき)
    ソボロのような独特の形状をした製品です。キムチ漬け・キムチ関連製品への使用に最適です。
  • 荒粉(あらこ)
    荒粉(あらこ)
    一味よりも粗いコース状で、ドレッシングやシーズニング、肉・魚類のトッピングの他、ソース類などにも使用されます。
  • 中切(ちゅうぎり)
    中切(ちゅうぎり)
    4~5mmぐらいのチップ状で、漬物・ピザ・惣菜のトッピングなどに使用されます。
  • 七味(しちみ)
    七味(しちみ)
    七種類の原料を当社独自の配合でブレンドしました。
  • 輪切(わぎり)
    輪切(わぎり)
    漬物・麺類・惣菜のトッピングなど、飾り付けに使用されます。
  • さや
    さや
    漬物・麺類・惣菜のトッピングなど、飾り付けに使用されます。
  • さや
    糸切(いとぎり)
    漬物・麺類・惣菜のトッピングなど、飾り付けに使用されます。

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